ストーカーつきまとい行為を始める原因きっかけ※なりやすいタイプはあるのか
ストーカー行為・つきまといを始めるきっかけ
人がストーカー行為に手を染めてしまうのは、何らかのきっかけによるものなのですが、このきっかけとなる出来事というのは、ごく普段の日常の中で起こりうる事がほとんどです。
それに対して、自分に気があるのではないかと感じたり、この人好感が持てる等の気持ちが芽生えてくる人もおれば、何も感じないという人もいます。
その場面に遭遇した時の心情によっても違ってきますが、笑顔で話しかけられたという状況と、その時の心情がシンクロして、自分の中で相手に対する好意がロックオンしてしまうのではないかと思われます。

そうして相手に対する思いから離れられなくなるという状態になることから、極端な例としてストーカーという行為に走らせてしまうというのが要因ではないかと思われます。
感情によって引き起こされるものですから、どうしても理性が抑えきれない部分があります。恋愛感情に当たりますし、恋愛というのはそもそもエゴから成り立つものであります。
ただ、これが付きまといや執拗に連絡を取ろうとするという、歯止めのきかない状態になってしまうというのは、それはそれで制御が出来ないという点で、その人自身に問題があるというのは否めません。
ストーカーつきまとい行為の定義について
ストーカーに対する取り締まりというのは、あらゆる犯罪の中でも対応が最も遅いといわれています。これは、ストーカー行為というのが、どこからどこまでが、ストーカー行為に当たるのかという線引きが難しいからです。
ストーカー行為というのは元々、相手に対して好意を抱いたところが発端となります。それが何らかのはずみで憎しみや憎悪という形に変わってしまいます。
そうなると行動が一気にエスカレートするのですが、この段階になるといつ当事者に直接危害が及んでも不思議ではない状況になります。

下手に相手を避けると、それに対して激高し、殺傷事件にまでに発展してしまいます。本当は最初の段階で阻止するべきですが、その最初の段階でストーカーに発展するのかしないのかという判断をするのが極めて困難なのです。
好意を持っている人に対して手紙を送ったり、話しかけようとするのは何ら不思議な事でもありませんし、当たり前のことです。ひと昔前となると、好きな人を見かけると、その後を付いていく、自宅がどこなのか半分好奇心で付いていってみるというのは学生時代では何ら珍しいことではありませんでした。
さすがに今の学生の方は、昔のように自宅にまで付いていくということは世間体からみてもしなくはなりましたが、ただの好意と、やたら執着した好意との境目が判断しにくいというのは、人間の内面に秘められているものということもあり、形としては出にくいというのがあるからだといえます。
ストーカーになりやすいタイプ気質はあるのか?

ストーカーになりやすいタイプというのは、割と明確ではあります。ストーカー行為をする人の特徴としては、プライドが高い、物への執着心が強い、何か言われたらずっと根に持つ人、感情の起伏が激しい等が挙げられます。
また挫折を経験していない人というタイプも意外にストーカーに多いようです。挫折を経験していない人と、プライドが高い人というのは割と類似した面があって、結局は自分の名誉を侵害されたというのが共通点であり、ストーカーでいうと、自分が好意を持っているのに、相手に拒まれたとなると、それが許せないということになります。
挫折を味わっていない人は、ここで初めて挫折を味わい、そういったダメージの免疫が出来ていないがために、再起不能に陥る方もおります。かなりショックが強く、その反動で、憎悪の気持ちが増幅して、復讐をしようという発想になってしまうということです。
執着心が強いというのは、これは趣味に没頭するなどのレベルではありません。ある物に対してしか目に入らず、それに異常なまでに執着するので、結局付きまとい行為、電話を執拗にかけるという行為を普通にしてしまうのです。
そして感情の起伏が激しいというのは、何かあった時に自分の感情を抑えきれないということになります。抑えきれないというのは、好意を抱いた人間から拒否される事で、それが我慢できずに、相手に危害を加えてやろいう気持ちが収まらずに凶行に及ぶ危険性が高いです。